巡礼記-10
男らしさ
男らしさは俺のテーマやった
今回の巡礼には直接は関係なかばってん
でもこいがなからんば巡礼はしとらんて思うけん
今日はこの話ば書いてみるけん
幼少の頃からハタチくらいまで
可愛いとか、お坊ちゃんとか、ジャニーズ系とか
そがん風に言われ続けとった
(えー嘘でしょ!とか突っ込むとこじゃなかぞ、後で写真ば見ればわかる)
性格は、明るく活発、更に負けん氣の強さは人一倍やったけん
尚更そう言われるとが嫌でしょんなかった
その結果、当たり前んごとツッパッテ生きる道を選び
男らしさは強さて勘違いし、自分が正しかって思う道ば突き進むごとなった
人は殴っても蹴り倒してもよか
そがんことに恐れる男はカスって、本氣で思うとった
そして見た目的な男にも憧れ、その象徴が髭やった
(髭生やして20年になる)
転機は課長になった35歳の頃
10数名の部下を持つ時に訪れた
力じゃ組織は動かんて知った
そんでもまだ100人の部下ば持っても
ビジネスの世界に身を置いた間は
俺なりの正しさこそが全てやったて思う
(悪かことも、ろくでんなかことも、ようやりよったばってん)
それがこの暮らしに入り、急激に変わり始める
つづく