2017年05月09日
巡礼記-7
山の修行とは違い
里を歩き続ける
山より歩きにくいのは確かで
それは土や草木が少ないから
そのせいで里では
身体を巡るエネルギーが弱まる
車とは何十万台もすれ違った
しかし人とすれ違うことは
思いの外少ない
田舎道では一日
十人と逢わない
ひとは
住んでる場所ひとつで
流れる時間が早くも遅くもなる
そして、住んでる場所は同じでも
暮らし方ひとつで
流れる時間が早くも遅くもなる
流れる時間はゆっくりで
ひとつひとつを丁寧に過ごせると
心は豊かになる
この巡礼での俺の暮らしは
一歩一歩の中に生まれ
一歩一歩の中で去っていった
実に清々しく
豊かな日々だったね

Posted by 放浪太郎 at 10:20│Comments(0)
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